三谷 龍二氏
鞍田 崇氏





2015.04.04-2015.04.04  イベント  金沢

生活工芸セミナー「生活と工芸」


日時:2015年4月4日(土)15:00-17:00
会場:金沢クラフトビジネス創造機構 レクチャールーム
   (〒920-0961石川県 金沢市 香林坊 2-4-30 香林坊ラモーダ 8F)
定員:50名(先着順)
講師:三谷 龍二氏×鞍田 崇氏(哲学者)×辻 和美氏(生活工芸プロジェクトshop laboモノトヒト・ディレクター)

参加料:無 料(事前にお申込みください。定員に達し次第締め切らせていただきます。)
申込み方法:「氏名」、「連絡先」、「職業」を明記の上、EメールまたはFAXでお申し込みください。
お問い合わせ・申し込み:
一般社団法人 金沢クラフトビジネス創造機構
TEL: 076-265-5107
FAX: 076-265-5108
E-mail: info@kanazawacraft.jp

「生活工芸」という言葉を育てる

 ずっと民芸に共感を抱いていました。共感しつつ、「民芸」に変わる言葉を紡ぐことができたらと思っていました。いまこの時代のなかで共感している気分と、「民芸」という言葉にまとわりついているイメージとの間にギャップがあるような気がして。キライじゃないんだけど、「ミンゲイ」と口にしたとたん、どうも心がしゃちこばってしまって、ううん、そういうことじゃないんだよなあ、とモヤモヤして。
 「生活工芸」という言葉を聞いたのは、ちょうどそのころ。サーっとモヤが晴れるような気がしました。
 でも、名づけってむずかしい。生み出されたとたん、さらに共感が広がるとともに、なかにはなんだか苦々しく語る人もいたりして。いや、でもそれが当然なのかもしれません。人間の成長がそうであるように、言葉もまた生んで即完成ではなく、手をかけ、手を出して、育てていかなきゃいけない。生活工芸ってなに?どこから来てどこへ行こうとしているの?まだまだ語られていないこと、語りつくせていないことが多いはず。そうして、言葉を育てるのもまた言葉なのです。
 だから、またここでもひとつひとつ言葉を紡いでいきたい。「生活工芸」は普通の言葉。使われはじめたのは20世紀のはじめだけれども、民芸とは異なり、特定のグループを表す言葉ではありませんでした。その後も時折思い出したように使われ、そしてまたソッと身を引いてきた、そんな言葉。ひさしくかえりみる人のなかったこの言葉に新たな活躍の場を与えたのが、辻和美さんと三谷龍二さん。それぞれの思いをうかがいながら、この言葉の行く先をみなさんといっしょに探っていければと思っています。   鞍田 崇

三谷 龍二
1952年福井市生まれ。1981年松本市に工房を設立。陶磁器のような普段使いの木の器を作り、それまで家具中心だった木工に、新たな分野を開く。個展多数。また生活者の低い目線は実用品だけでなく、絵画や立体にも生かされ、積み木や薬缶などをモチーフにした親密性の高い作品に結びつき、そのファンも多い。個展は2010年小川美術館など。1985「クラフトフェアまつもと」「工芸の五月」の発足より運営に携わる。著書に「木の匙」「僕の生活散歩」「生活工芸の時代(共著)」(いずれも新潮社)「器の履歴書」(アトリエ・ヴィ)「遠くの町と手と仕事」「道具の足跡(共著)(いずれもアノニマスタジオ)など。

鞍田 崇
哲学者。1970年兵庫県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科修了。総合地球環境学研究所を経て、現在、明治大学准教授。暮らしの〈かたち〉という視点から現代の思想状況を問うている。著作に共著として『「生活工芸」の時代』(新潮社)、『ウォーキング・ウィズ・クラフト』(松本クラフト推進協会)、『道具の足跡』(アノニマ・スタジオ)など、編著として『〈民藝〉のレッスン』(フィルムアート社)など、共訳として絵本『たべることは つながること』(福音館書店)、『雰囲気の美学』(晃洋書房)など。初の単著『民藝のインティマシー:「いとおしさ」をデザインする』(明治大学出版会)が2015年春刊行予定。   

【お知らせ】
2015年4/3〜6/28まで、広坂通りの生活工芸プロジェクトshop labo モノトヒト 90 days shopにて、三谷龍二の店「10cm」がオープンしています。どうぞこの機会に足をお運びください。

[問い合わせ先]
生活工芸プロジェクトshop labo モノトヒト
TEL 076-255-0086
http://www.seikatsu-kogei.com/
〒920-0962 金沢市広坂1丁目2-20